クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリとは
•名称:クビアカツヤカミキリ
•分布:中国、朝鮮半島、ベトナムなど
•被害樹種:サクラ、モモ、ウメなどバラ科樹木
•体長:成虫の体長は2~4センチメートル。
•特徴:からだ全体が黒く光沢がある
頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある
成虫はジャコウ(ムスク)のような匂いを放つ
•生態:
【幼虫】4~10月に活動を行う。樹木内部を食し、うどん状のフラス(木くず・糞の混合物)を樹皮表面のフラス排出孔から排出する。樹木内部で2~3年かけて成長し、さなぎになる。
【成虫】6~8月に樹木外部に発生する。発生のピークは7月上旬である。樹皮表面のくぼみに産卵する。雌一匹につき、体内に300~400個の卵を持つ。糖分を好み、樹液を食す。幼虫とは違い、越冬しない。日中に活動する。
<防除方法>
・予防:定期的に見回りを行い、フラスの排出・成虫の有無を確認する。
被害のない樹木に対して防風ネットの巻き付けを行う方法がある。予防効果については現在大阪府等関係調査機関で検証中である。
・駆除:
【農薬によらない方法】
1.成虫は見つけ次第踏みつぶす等、即座に捕殺する。
2.フラス排出孔を見つけたら千枚通しや針金を用い、排出孔に入れ、樹木内にいる幼虫を刺殺する。
3.被害範囲の拡大を防ぐため、防風ネット(目合い0.4~4ミリメートル程度、幅1~2メートル、例えば、農業用防風ネットなど市販のもので良い)を高さ2メートル程度まで巻き付け、針金やひもで固定する。防風ネットを樹幹に密着させると成虫が防風ネットを噛み切るので、防風ネットを二重にして、樹幹との間に余裕を持たせる。根元に生息することもあるので、根元の防風ネットはペグで固定する。巻き付け作業は10月~翌5月(成虫の発生前まで)に行う。6月~8月にネットを巻いた樹木を確認し、成虫を捕殺する。
【農薬による方法】
・対幼虫・・・1.フラス排出孔に薬剤注入
2.樹幹に薬剤注入
・対成虫・・・1.樹木へ薬剤散布
2.樹幹へ殺虫資材巻き付け
・具体的な駆除方法や使用薬剤については『クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書』(当HP下部参考参照)内7ページ以降をご確認ください。
参考:地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 作成
クビアカツヤミキリ(行政担当者 ・施設管理の皆様へ )
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/portal_info/doc/2019070500011/file_contents/kubiakatebiki.pdf
<被害木の伐採時における取扱いについて>
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号。以下「外来生物法」という。)において、クビアカツヤカミキリを含む特定外来生物の保管や運搬等が原則として禁止されています。
クビアカツヤカミキリにおいては駆除のために樹木伐採処分が必要となる場合が多いことから、環境省自然環境局野生生物課長より平成31年3月26日付け環自野発第19032610号通知にて当該生物に係る運搬及び保管に関する緩和的運用が示されております。
・詳細については、以下環境省HPページの「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の規制に係る運用(クビアカツヤカミキリの運搬及び保管)について」通知をご覧ください。)
・環境省HP『日本の外来種対策』内『法律・政令・規則・告示、基本方針等』ページ
https://www.env.go.jp/nature/intro/1law/law.html
•市内の被害発生地域:(分布図)
分布図(R4年9月現在)(PDF:1.2MB) (PDFファイル: 1.2MB)
クビアカツヤカアミキリの防除薬剤(PDF:29.3KB) (PDFファイル: 29.3KB)
* 幼虫が寄生している場合、木の根元周辺に下記のような、オガクズが見られま
す。
この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部生活環境グループ
電話番号:072-366-0011
ファックス番号:072-367-1254
問い合わせフォーム
更新日:2023年10月31日