デング熱について

更新日:2023年10月31日

1940年代以降、国内感染のデング熱の症例は報告されていませんでした。しかし2014年に、海外渡航歴のないデング熱患者が確認されました。また2016年には、海外から帰国した方がデング出血熱を発症し、死亡する事例が発生しました。デング熱について理解し、普段から注意しましょう。

デング熱とは
 

蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症です。感染した蚊の刺咬によって人に感染しますが、人から人への感染はありません。デング熱は比較的軽症で済み、死亡することは滅多にありません。ただし、ごく稀に重症化し、デング出血熱という死亡する可能性の高い合併症を起こすことがあります。

症状について
 

デング熱の症状は高熱を伴い、目の奥の痛み、発疹、激しい頭痛、骨関節痛、吐き気、嘔吐などです。デング出血熱の症状は、デング熱による発熱が終わり、平熱に戻りかけたときに起こります。激しい腹痛、連続する嘔吐、吐血、倦怠感といった症状がみられます。
デング熱の発生地域へ渡航された方で、ご心配な場合は、帰国された際に、空港等の検疫所でご相談ください。また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。

治療について
 

デング熱には特定の治療法はなく、対症療法となります。症状が認められた場合は早めに医療機関を受診しましょう。
 

予防法について
 

長袖・長ズボンを着用し、昆虫忌避剤を使用するなど、蚊に刺されないようにしましょう。また、蚊の除去に努めることも有効であり、蚊取り線香の使用等が効果的です。加えて、水の溜まりやすい場所を清掃するといった、蚊の幼虫を発生させない日々の努力が必要です。
 

関連情報
厚生労働省ホームページ
デング熱について
国立感染症研究所ホームページ
デング熱とは
 

 

 

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