狭山池の野鳥たち
ようこそ心和む野鳥たちの世界へ。ここでは、狭山池で観察できる野鳥たちを紹介します。
アオアシシギ《旅鳥》
アオアシシギは、8~11月に干潟、河口、池沼などに飛来する鳥です。
狭山池では、1、2羽のアオアシシギを毎年見る事ができます。
この鳥は、ハトほどの大きさで白っぽい鳥です。少し上に反ったシギ特有の長い嘴と足を持ち、水際の地面や石の上で見かけます。
アマサギ《夏鳥》
アマサギは、春から秋に現れるレンガ色(亜麻色)の頭を持つシラサギの1種です。狭山池では、6月から9月にかけて、南岸の草地で見ることができます。
9月に見かけるアマサギは、特徴である頭部の亜麻色が薄くなり、チュウサギと見誤るときがあります。
オナガガモ《冬鳥》
オカガガモは10月ごろに北方より飛来します。河川、池沼、などに住んでいる鳥です。
狭山池でこの鳥を見かけることは難しいです。
この鳥の雄は、全体に灰色に、細かい黒色横班が密にあり、首から頭の方に白い帯が伸びています。冬場は深まると尾が長く伸びます。
カルガモ《留鳥》
カルガモは、一年中、河川、水田、池沼などに住んでいます。
狭山池では、春から夏にかけて子ガモを従えて水際を泳ぐカルガモの姿を見ることができます。
この鳥は、カモ類では大型で、雌雄同色です。羽色は灰褐色や黒褐色の混じった地味な色をしています。嘴が黒色で先端が黄色なので、他の種類のカモと区別できます。
カワウ《留鳥》
カワウは、一年中、海岸、河川、池沼などに住んでいます。狭山池では、多数のカワウが岩の上で休憩したり、群れで池の中に入り餌の魚を探したりしている姿を見ることができます。
この鳥は雌雄同色で、体の全体がほぼ黒色ですが、繁殖期には、白色の生殖羽を見ることができます。
キジ《留鳥》
キジは一年中、草地、農耕地などで見ることができます。
狭山池では、平成2年の狭山池祭りの時に、西岸堰の下の草地に出現しました。
この鳥の雄は赤、緑、青灰色等の色が見られ、美しい鳥です。しかし、雌はほぼ全身が黄淡褐色で、地味な色をしています。日本の国鳥です。
ゴイサギ《留鳥》
ゴイサギは、一年中、河川、水田、池沼などに住んでいます。
狭山池では、この鳥を見かけることは難しいですが、時々西除川河口等で小魚を狙っている姿を見ることができます。
この鳥は、雌雄同色です。頭から背肩にかけて暗い紺色で体下面は白色です。幼鳥は褐色が強くバフ色の斑点があり、ホシゴイとも呼ばれている鳥です。
コサギ《留鳥》
コサギは、一年中、河川、水田、池沼などに住んでいます。
狭山池では、一年中見ることができます。しかし、小魚を獲るために水際に居る事が多い鳥です。
この鳥は、小型の白色のサギで雌雄同色です。嘴が黒く、足先の黄色いのが特徴です。
コチドリ《夏鳥》
コチドリは、春から秋に干潟、河口、池沼などで見ることができます。
狭山池では、4から9月まで水際でよく見かけます。
この鳥は、スズメほどの大きさで、黄色いアイリングに黒い目を持ち、首に黒いネックレス状の羽があります。体上面は茶褐色で、下面は白い鳥です。
ジョウビタキ《冬鳥》
ジョウビタキは、シベリア方面から日本へ、秋の中頃飛来する鳥です。庭や公園等にもよく現れます。
狭山池では、周囲の柵の上に止まっているジョウビタキの姿を時々見る事ができます。
この鳥は、スズメくらいの大きさで、翼の所に白い紋があり、腹部はレンガ色です。雄の頭部は、灰色と黒のはっきりした色合いですが、雌は灰褐色です。目が大きくて可愛いい鳥です。
セイタカシギ《主に旅鳥》
セイタカシギは、春と秋に、干潟、河口、池沼などに出現しますが、見かけることは少ない鳥です。
狭山池では、平成の大改修以降、平成14年4月、5月にセイタカシギを確認しています。
この鳥は、ハトほどの大きさで、非常に長い赤みを帯びた足と、シギ特有の長い嘴を持っています。白、黒の羽を持つ美しい鳥です。
ダイサギ《留鳥》
ダイサギは、一年中、河川、水田、池沼などに住んでいます。
狭山池では、一年中見ることができます。小魚を獲るため、水際に居る事が多い鳥です。
この鳥は、大型の白色のサギで、雌雄同色です。夏はくちばしは黒く足も黒い、冬はくちばしが黄色くなるのが特徴です。
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更新日:2023年11月01日