大阪狭山生涯学習フォーラム「まちごとラボ」を開催しました
令和5年1月29日(日曜日)に大阪狭山市文化会館(SAYAKAホール)にて、生涯学習フォーラム「まちごとラボ」が開催され、延べ106名の参加があり、大盛況のうちに終えることができました。
基調講演「Society5.0時代の市民協働と生涯学習」
講演:合田隆史先生(尚絅学院大学名誉教授)
基調講演では、合田隆史先生(尚絅学院大学名誉教授)から「Society5.0時代の市民協働と生涯学習」と題し、Society5.0、人生100年時代、ウェルビーイングなど現在の社会を取り巻く状況と、地域社会に求められる役割の重要性が増す一方で地域活動の維持が困難になってきているという状況を踏まえ、これからの地域づくりにおける市民協働活動や生涯学習の役割の重要性についてお話いただきました。
分科会1「それぞれのHOP!STEP!JUMP!―子どもたちが中心の活動から知る関わる“楽しさ”のヒント」
登壇者:
平田佳之さん(北小学校地域学校協働推進委員)
石井晃樹さん(大阪狭山キジムナーの会)
芝辻千歳さん(大阪狭山食物アレルギー・アトピーサークルSmile・Smile)
分科会1では、はじめに、登壇者である平田さん、石井さん、芝辻さんのそれぞれの活動をご紹介いただきました。その後、実行委員である岡田さん、田野さん、奥田さんを交えて、「子どもたちが中心の活動から知る関わることの“楽しさ”のヒント」をテーマに、3人の方の活動をはじめたきっかけや、地域とのつながり、活動を広げるための方法についてお話いただきました。それぞれが活動するなかで、地域の人や周りに助けてくれる人や協力してくれる人たちが自然と集まり、だんだんと活動が大きくなるとともに、地域への思いも強くなっていく様子がうかがえました。みなさんの熱意がそういった環境をつくってきたということが分かると同時に、これから活動をする方にも周囲へ「手伝ってほしい」と伝えることや、誘われたら参加してみるという一歩を踏み出してほしいとうメッセージを送られました。
分科会2「誰一人取り残さない楽しいまちづくりとは?」
登壇者:
宝楽陸寛さん(公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団)
山村歳幸さん(大阪狭山市自治会地区会連合会会長)
田中晶子さん(南第一小学校地域学校協働推進委員)
分科会2では、宝楽陸寛さんに、泉北ラボでの取り組みをご紹介いただき、まちづくりを他人事にせず、地域の人々がつながる仕組みについて、コミュニティのあり方を踏まえてお話いただきました。その後、山村歳幸さん、田中晶子さんの活動紹介を含めた自己紹介をしていただきました。
最後のセッションでは、ご登壇いただいた3名の方に司会の松浦さんを加え、分科会のテーマである「誰も取り残さない楽しいまちづくり」をテーマに、生涯学習推進計画の理念である「学ぼう・つながろう・つくろう」をヒントに、それぞれの活動の原点となっているキーワードをお示しいただきながら、活動の動機やきっかけ、楽しさについて対談していただきました。ここでは、生涯学習は、ただ単に「学ぶ」ということだけでなく、つながることの大切さや郷土愛、今ある地域の魅力に「気づく」ことで、学びや地域、人とのつながりに結びつくというまちづくりにつながるヒントを得ることができした。
交流会「つながるラボ」
ファイシリテーター
青木将幸さん(青木将幸ファイシリテーター事務所)
分科会のあと、『知るラボ』と題して、基調講演や分科会の内容を踏まえながら、参加者が交流する機会を設けました。交流会には、プロのファシリテーターである青木将幸さんに進行していただきました。青木さんは、3つのテーマを示し、それぞれについて参加者が紙に書きとめ、それをほかの参加者と共有しながら交流しました。「好きな食べ物」「今日、学んだこと」を参加者同士が共有し、最後に「これからやってみたいと思っていること」というテーマについて、参加してみたい活動テーマのところに集まり、活発に交流する様子を見ることが出来ました。
市民活動紹介コーナー「知るラボ」
小ホールのホワイエでは、市民活動紹介コーナー『知るラボ』と題して、市内で活動している団体の活動紹介のパネル展示を行いました。
この記事に関するお問い合わせ先
教育部生涯学習グループ
電話番号:(社会教育・青少年・スポーツ)072-349-9487(文化財・市史編さん)072-360-4526
ファックス番号:072-367-1254
更新日:2023年10月31日