大阪狭山の歴史

更新日:2023年10月31日

大阪狭山の歴史
西暦 元号 事項
(崇神) 「狭山埴田の水少なく、池溝を開き、民業を広めよ」という詔が『日本書紀』に記載。
(垂仁) 「印色入日子命が狭山池を作る」と『古事記』に記載。
616年 (推古) 狭山池築造。
732年 天平4年 狭山下池築造(現在の太満池か轟池と考えられる)。
746年 天平18年 河内国丹比郡狭山郷中臣村山連首麻呂の名前が写経所の校生として正倉院文書に記載。
762年 天平宝字6年 狭山池の堤が決壊。修復に8万3,000人の労力を要した。
819年 弘仁10年 少僧郡の勤操が狭山池所に在す。
859年 貞観1年 狭山堤神社・狭山神社が従五位上の位を授けられる。陶器山で河内と和泉の民が須恵器を焼くまきの山をめぐって争う。
927年 延長5年 『延喜式神名帳』に狭山堤神社・狭山神社が大社として記載。
1001年 長保3年 『枕草子』に狭山池の記事。
1202年 建仁2年 僧重源、狭山池を修理、中樋筋に石樋を伏せる。
1247年 寛元5年 鋳物師佐山太郎、梵鐘を鋳造(薩摩国飯倉神社旧蔵)。
1263年 弘長3年 興福寺が狭山庄の支配を認められる。
1347年 正平2年 楠木正行、池尻城で足利軍と合戦。
1460年 長禄4年 畠山義就・政長の合戦が河内で始まる。
1546年 天文15年 今熊村の金蔵寺再建される。
1590年 天正18年 小田原城落城後、北条氏直が高野山に入る。
1594年 文禄3年 北条氏規、丹南・錦部・河内の3郡で6,988石を保有。このとき、池尻・岩室・今熊などが北条氏の領地となる。
1601年 慶長5年 池尻村報恩寺開基。
1608年 慶長13年 豊臣秀頼の命で奉行片桐且元が狭山池を改修。
1612年 慶長17年 このころ狭山池の水下区域、約5万5,000石、80か村に及ぶ。
1616年 元和2年 北条氏信、狭山池の東北に陣屋を築造し狭山藩を開く。
1620年 元和6年 狭山池の北堤、小堀遠州らにより普請(工事)開始される。
1637年 寛永14年 狭山藩の陣屋の上屋敷が完成。茱萸木新田の開発が始まる。
1698年 元禄11年 このころ大野新田の開発が始まる。
1699年 元禄12年 岩室・今熊村、狭山藩領から天領となる。
1704年 宝永1年 大和川の開削によって狭山池の水下区域、約3万4,000石、50か村になる。
1705年 宝永2年 茱萸木新田が天領から館林藩領(秋元領)になる。東野村の80石が丹南藩領(高木領)に分郷。
1709年 宝永6年 狭山藩陣屋の下屋敷が完成。
1721年 享保6年 狭山藩がもと天領であった狭山新宿と狭山池を支配。
1730年 享保15年 東野村の丹南領が天領と秋元領に分けられる。
1749年 寛延2年 狭山池が幕府の直接支配に復する。
1760年 宝暦10年 狭山藩で家中騒動(狭山騒動)が起こる。
1771年 明和8年 岩室村でおかげ参りが起こり、人々が伊勢へ参詣するようになる。
1782年 天明2年 狭山藩陣屋が焼失。天明6年藩主御殿再建。
1823年 文政6年 半田村、寺ヶ池の修築普請。
1835年 天保6年 狭山池の西樋大規模な伏替を水下の村々の自普請で行う。
1837年 天保8年 大塩平八郎の乱が起こり、北条氏喬が大坂城の本丸を守る。
1844年 弘化1年 狭山藩において大規模な家臣の知行・俸禄の削減が行われる。
1849年 嘉永2年 東野村で寺子屋始まる。以後幕末にかけて池尻、岩室、茱萸木新田、今熊ほかで寺子屋ができる。狭山藩が農兵を設置。
1854年 安政1年 狭山藩、異国船の渡来をうけて大阪湾の警備を命じられる。
1857年 安政4年 狭山池の西除大破。水下の村々の自普請で修復、1859年に完成。狭山藩、氷豆腐の専売を始める。
1859年 安政6年 狭山池の水下区域、約3万3,000石、35か村に減少する。
1863年 文久3年 天誅組が報恩寺に入り、狭山藩に出陣を要求。
1864年 元治1年 狭山藩、淀川筋と大坂城の警備を命じられる。
1869年 明治2年 北条氏恭、知藩事に任ぜられたが辞職を願い出る。再び辞職を願い出て翌日許可、狭山藩は廃止。河内と近江の領分は堺県と大津県に入る。
1872年 明治5年 狭山地域、河内国第二十二区に入る。河州五番学校(現在の東小学校)開校。
1874年 明治7年 狭山地域、河内国第一大区三小区に入る。
1880年 明治13年 郡区村編成法施行で、丹南郡は古市郡の所轄になる。
1884年 明治17年 町村編成法改正で、池尻・半田・東野は第三十四戸長役場、今熊・岩室・大野・西山・茱萸木・山本は第三十五戸長役場管轄になる。
1889年 明治22年 市制・町村制実施。狭山村、三都村発足。
1896年 明治29年 郡制施行で南河内郡になる。
1897年 明治30年 高野鉄道敷設。翌年1月大小路(現堺東)~狭山間開通。
1904年 明治37年 狭山池西除崩壊個所復旧。
1917年 大正6年 河内半田駅(現大阪狭山市駅)開設。
1926年 大正15年 狭山池の大正・昭和の改修始まる。石樋管(お亀石)発掘。
1931年 昭和6年 狭山村、三都村が合併し狭山村になる。狭山池改修、第二狭山池(副池)新設、太満池改修など完成。
1937年 昭和12年 四国八十八ケ所の出開帳が開かれるのを期に金剛駅を開設。
1938年 昭和13年 狭山池北堤に村役場庁舎建築。さやま遊園開園。
1942年 昭和17年 自由丘住宅分譲開始。
1945年 昭和20年 アメリカ軍艦上機が茱萸木に墜落。富士車輌爆撃を受ける。
1947年 昭和22年 狭山中学校開校。
1951年 昭和26年 町制施行。
1952年 昭和27年 狭山池でボートレース開催。
1954年 昭和29年 「狭山町公報」第1号発行。府道堺河内長野線(現在の国道310号)開通。
1959年 昭和34年 戦争のため中断していたさやま遊園営業再開。
1960年 昭和35年 町章制定。
1961年 昭和36年 上水道完成。
1962年 昭和37年 南海バスが狭山遊園前~菅生神社間で営業開始。
1964年 昭和39年 狭山を干ばつが襲い、狭山池などの水が干上がる。
1966年 昭和41年 帝塚山学院大学開校。
1967年 昭和42年 『狭山町史』発刊。
1969年 昭和44年 狭山ニュータウン入居開始。
1971年 昭和46年 府道狭山池富田林線完成。
1972年 昭和47年 ニュータウン連絡所設置。消防本部・消防署設置。
1973年 昭和48年 狭山町役場の新庁舎完成。学校給食センター完成、小中学校給食始まる。
1974年 昭和49年 アメリカ合衆国オレゴン州オンタリオ市と姉妹都市提携。
1975年 昭和50年 近畿大学医学部附属病院開設。
1977年 昭和52年 公民館・図書館完成。町民憲章、町の木・町の花制定。
1980年 昭和55年 末永雅雄先生名誉町民第1号に。府立狭山高等学校開校。
1981年 昭和56年 市立郷土資料館開館。
1983年 昭和58年 ラブホテル建築の規制に関する条例、パチンコ遊技場等及びゲームセンターの建築の規制に関する条例施行。
1985年 昭和60年 総合体育館完成。国勢調査で人口5万人突破。
1986年 昭和61年 陶器山トンネル開通。
1987年 昭和62年 青少年野外活動センター(現在の市民ふれあいの里・青少年野外活動広場)完成。市制施行。
1988年 昭和63年 末永雅雄先生、文化勲章受章。狭山池ダム化工事着工。
1994年 平成6年 SAYAKAホール開館。市民ふれあいの里・花と緑の広場完成。
1996年 平成8年 ごみ等のポイ捨て等の防止に関する条例施行。風輪寺「釈迦如来及四菩薩像」が国の重要文化財に指定。全国「水の郷百選」の認定を受ける。
1997年 平成9年 市制施行10周年。なみはや国体、成年男子バスケットボール大会開催。
1998年 平成10年 市立コミュニティセンター開館。
2000年 平成12年 さやま遊園閉園。狭山遊園前駅の名称が大阪狭山市駅に。和歌山県美山村と友好都市提携締結。
2001年 平成13年 狭山池ダム化工事完了。府立狭山池博物館開館。第三次総合計画策定。市内循環バス運行開始。
2002年 平成14年 第1回狭山池まつり開催。市制施行15周年。
2003年 平成15年 金剛駅西口交通広場完成。
2004年 平成16年 アメリカ合衆国オレゴン州オンタリオ市との姉妹都市提携30周年。
2005年 平成17年 友好都市和歌山県日高郡美山村が合併で日高川町に。
2006年 平成18年 帝塚山学院大学と生涯学習推進で協定を締結。
2007年 平成19年 市制施行20周年。
2009年 平成21年 府・市・市民の三者による府立狭山池博物館・市立郷土資料館の協働運営開始。
2011年 平成23年 第四次総合計画策定。
2012年 平成24年 韓国金堤市と「親善及び相互協力意向書」を締結。
2014年 平成26年 「狭山池出土木樋」「重源狭山池改修碑」が国の重要文化財に指定。狭山池が国際かんがい排水委員会の「世界かんがい施設遺産」に登録。
2015年 平成27年 狭山池が国史跡に指定。
2016年 平成28年 狭山池築造1400年。
2017年 平成29年 市制施行30周年。
2018年 平成30年 史跡狭山池保存活用計画策定。
2019年 平成31年 大阪狭山市歴史文化基本構想策定。
2020年 令和2年 狭山池が「国際水圏環境工学会アジア・太平洋地域部会水遺産賞」を受賞。

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