「施設分離型小中一貫校」としての取組み

更新日:2024年05月21日

5月20日(月曜日)

    今年度より大阪狭山市内の小・中学校は、すべて「施設分離型小中一貫校」になりました。学校施設は今まで通り別々ですが、それぞれ中学校区の小・中学校が『めざす子ども像』を共有し、地域学習をはじめとする9年間を通した教育課程を構成して、これまで以上に系統的な学習を進めていこうとしています。
    各校で行われてきた校内研修も教職員が一緒に学べるように、中学校区内の小中学校が連携して開催するようになりました。今日は第三中学校区で『愛着障がい』についての学習が、桃山学院教育大学の松久眞実先生をお迎えして行われました。
    愛着障がいとは、養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、子どもの情緒や対人関係に問題が生じる状態です。愛着障がいのある子どもは、愛着形成から得られる自尊心や自立心、社会性などが育たずに成長し、学校や社会の中で他人とうまくコミュニケーションが取れなかったり、自己肯定感が下がったり、「社会生活のしづらさ」から問題行動につながるケースが見られます。
    今日の研修を通して課題を抱える児童生徒の困り感を正しく理解し、適切な指導につながるよう地域の小中学校が力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

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