感染症情報についてのお知らせ〜手足口病が急激に増加しています!〜

更新日:2026年07月15日

2026年第27週(6月29日から7月5日)の1週間に報告された大阪府内における手足口病の定点あたりの患者報告数は「5.96」となり、警報レベル開始基準値である定点あたり報告数「5」を超えました。

現在、特に1歳児を中心に流行拡大しています。ご家庭では手洗いの習慣づけを行っていただくとともに、保育施設や幼稚園などの乳幼児が集団生活を行う場においても、手洗いの励行、タオルの共用を避けること、排泄物の適切な処理など、感染予防に努めてください。

なお、手足口病の原因ウイルスは、症状が収まった後も2から4週間にわたり便中に排泄され、感染源となることが報告されています。そのため、体調が回復した後も、患者本人は排便後の手洗いを行ってください。また、保護者や保育施設等の職員の方は、おむつ交換後や排泄物を処理した後に、流水と石鹸による手洗いを徹底してください。

手足口病とは

口の中や、手足に水疱を伴う複数の発しんが出る感染症です。
子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、2歳以下が半数を占めますが、小学生でも流行的発生がみられることがあります。

 

主な症状

感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足の甲等に2~3ミリメートルの水疱を伴う複数の発しんが出ます。発熱は、38度以下のことが多く、ほとんどの発病者は、3~7日のうちに治る病気です。
まれに、髄膜炎、小脳失調症、脳炎といった中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺等、重篤な合併症を伴うことがあります。

 

感染経路

感染経路は、飛まつ感染、接触感染、糞口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。
特に、手足口病にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園等では注意が必要です。

 

治療方法

特別な治療方法はありません。
基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
まれに髄膜炎や脳炎といった中枢神経系の合併症や心筋炎等が起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行ってください。

 

予防と対策

手洗いをしっかりと、タオルの共有は避け、排泄物を適切に処理してください。
特に、保育施設等の乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすること、おむつを交換した後には、排泄物を適切に処理し、流水と石けんで十分に手洗いをしてください。
手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄され、また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。また、有効なワクチンや予防薬はありません。

 

夏に気をつける感染症

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