子宮頸がん予防のためのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて

更新日:2024年04月03日

 

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種について

HPV2

定期接種

対象 平成20年(2008年)4月2日~平成25年(2013年)4月1日生まれの女性(小学6年生~高校1年生相当)
(注)中学1年生の女性に個別通知を送付します
費用 無料
接種回数

3回

(注)シルガード9(9価)の場合、15歳の誕生日の前日(15歳未満)までに、1回目の接種を行えば、2回での接種完了が可能です。

接種期間 高校1年生相当の年度末まで

 

キャッチアップ接種

積極的勧奨を差し控えていた期間に接種機会を逃した人を対象に、公平な接種機会を確保するため、期間を限定して従来の定期接種対象年齢を超えて実施する キャッチアップ接種 を行います。

キャッチアップ接種の内容
対象 平成9年(1997年)4月2日~平成20年(2008年)4月1日生まれで過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない女性
費用 無料
接種回数 3回(1回または2回接種済の人は残りの回数が対象)
接種期間

令和7年(2025年)3月31日まで (今年度で終了です)

★【詳しい情報はこちらのリーフレットをご覧ください】
キャッチアップ接種リーフレット 9価HPVワクチン接種のお知らせ
HPVキャッチアップ

HPV4

 

【厚生労働省】HPVワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~

 

 

接種医療機関

 

予防接種の実施医療機関は、こちらの実施医療機関のページをご覧ください。

 

 

 

HPVワクチンの接種を自費で受けた人への償還払いについて

定期接種の対象年齢を過ぎて、HPVワクチン (2価、4価ワクチン) を自費で受けた人に接種費用の助成を行います。

 

HPVワクチンの接種を自費で受けた人への償還払いの内容
対象 次の1~4をすべて満たす人
  1. 令和4年4月1日時点で大阪狭山市民であること。
  2. 平成9年(1997年)4月2日から平成17年(2005年)4月1日までに生まれた女子
  3. 16歳になる年度(高校1年生相当)の年度末までにHPVワクチンの3回接種を完了していないこと。
  4. 17歳になる年度(高校2年生相当)以降、令和4年3月31日までに2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)の予防接種を受けて、実費を負担したこと。
注:接種を受けたときに大阪狭山市民ではなかった人でも、令和4年4月1日時点で大阪狭山市民であれば大阪狭山市が申請先となります。
注:令和4年4月1日時点で大阪狭山市以外の市区町村に住んでいた人は、その市区町村の予防接種担当窓口にお問い合わせください。 
申請方法 次の1~4を準備し、保健センターへ提出してください。
  1. 接種費用の支払を証明する書類(領収書及び明細書、支払証明書など) (注)紛失等している場合は、保健センターまでご相談ください。
  2. 接種記録が確認できる書類(母子健康手帳「予防接種の記録」欄の写しなど) (注)紛失等している場合は、大阪狭山市ヒトパピローマウイルス任意予防接種費償還払申請用証明書など接種記録が確認できる書類を予防接種を受けた医療機関で発行していただく必要があります。
  3. 大阪狭山市ヒトパピローマウイルス任意予防接種費償還払申請書兼請求書 (注)押印要
  4. 大阪狭山市ヒトパピローマウイルス任意予防接種費償還払明細書
申請受付 大阪狭山市保健センター(健康推進グループ)
〒589-0032 大阪狭山市岩室1丁目97番地の3
電話番号 072-367-1300
申請期限 令和7年(2025年)3月31日
助成額 市で定める額と予防接種にかかった額のいずれか少ない額

 

 

 

 

HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症について

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭(せんけい)コンジローマなど多くの病気の発生に関わっています。

特に、近年若い女性の子宮頸がんのり患が増えています。

HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

 

★【詳しい情報はこちらのリーフレットをご覧ください】

リーフレット(概要版)

リーフレット(詳細版)
HPV3

HPV4

 

9価HPVワクチン接種のお知らせ

 

HPV3  

 

★ワクチン接種の効果とリスク

効果

サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。

接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人が、がんにならなくてすみ、約20人の命が助かる、と試算されています。

リスク

接種を受けた部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。

まれに、重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。

因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状をふくめて、接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約9人、シルガード9では約8人です。
このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約5人、シルガード9では約7人です。

すべてのワクチン接種には、効果とリスクがあります。よく理解したうえで接種を検討してください。

 

一般的なワクチン接種スケジュール

シルガード9(9価)

1回目の接種を 15歳になるまでに

受ける場合

シルガード9(9価)

1回目の接種を 15歳になってから

受ける場合

1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。 2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
サーバリックス(2価) ガーダシル(4価)
1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。 2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。

 

HPV接種間隔

(注)1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
(注)2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上((注)2)、3回目は2回目から3か月以上((注)3)あけます。
(注)4・5: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上((注)4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上((注)5)あけます。

 

HPVワクチンの接種を受けた人へ

HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。

★【詳しい情報はこちらのリーフレットをご覧ください】

リーフレット

(接種を受けた後版)

HPV接種後

 

HPVワクチンに関するQ&A

HPVワクチンのQ&A

 

 

 

子宮頸がん検診について

HPVイラスト

子宮頸がんで苦しまないために、私たちができることは、HPVワクチンの接種と子宮頸がん検診の受診の2つです。

20歳になったら、子宮頸がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。(HPVワクチンで防げないタイプのHPVもあります)
ワクチンを接種していても、していなくても、 20歳になったら2年に1回、必ず子宮頸がん検診を受けて下さい。

(注)詳しくは、「各種がん検診 」のページをご覧ください。

 

 

HPVワクチンに関する相談先一覧

HPVワクチンに関してのご相談は以下をご参照ください。
 

  • 接種後に、健康に異常があるとき

まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
各都道府県において、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」を選定しています。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
 

【大阪府】 不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
受付日時:平日9時から12時15分、13時から18時(土・日・祝日、年末年始を除く)
相談内容 相談機関

総合的な相談窓口

(医療、健康被害救済制度等に関するご相談)

大阪府健康医療部保健医療室感染症対策企画課 感染症・検査グループ
(電話番号)06-4397-3549

学校生活に関する相談窓口

(通学、学習、進級・進学等に関するご相談)

大阪府教育庁教育振興室保健体育課 保健・給食グループ
(電話番号)06-6944-9365

 

 

【国】 HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
受付日時:平日9時から17時(土・日・祝日、年末年始は除く)

(電話番号)050-3818-2242

(注)行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
(注)この相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。
 

 

【大阪狭山市】 予防接種による健康被害救済に関する相談

受付日時:平日9時から17時30分(土・日・祝日、年末年始は除く)

大阪狭山市健康福祉部健康推進グループ(保健センター)

(電話番号)072-367-1300


HPVワクチンを含むワクチン全体の健康被害救済制度については、「予防接種健康被害救済制度」のページをご覧ください。

 

 

 

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部健康推進グループ(大阪狭山市保健センター)
電話番号:072-367-1300
ファックス番号:072-367-1359
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