『大阪狭山市史』 第4巻 史料編 近現代
大阪狭山市史の7冊目として『史料編 近現代』を刊行
この本は、明治のはじめから昭和62年(1987年)の市制施行まで、およそ120年間にわたる市域の主要な文献史料を1冊にまとめたものです。各節に詳細な解説をつけて史料を整理し、大阪狭山市の近現代史を当時の時代状況もふまえて理解できるように工夫しました。これらの史料からは、まちの発展の歴史のみならず、狭山の先人の暮らしぶりまでもが、いきいきと伝わってきます。
内容は、二つの編から構成されています。1.編「編年史料」には時代順に史料を収録しており、七章で構成されています。明治・大正・昭和と時代を経る中で狭山の人びとがどのような生活をしてきたのか、小学校の設置、高野鉄道の開通、狭山村と三都村の合併、戦争、敗戦と戦後復興、狭山ニュータウンの開発、「田園都市」への発展など、政治・経済・文化のさまざまな視点から史料を紹介しています。
2.編「主題別史料」には、大阪狭山市の近現代史を理解するうえで特徴的な史料をテーマ別に収録しており、三章で構成されています。第一章は狭山藩廃藩以後の旧狭山藩士族の動向、第二章は地主の農業経営のあり方と農地改革の影響、第三章は第二次世界大戦後の新興住宅地における住民活動のようすを示した史料です。
「大阪狭山市」という地域がどのように作られてきたのか、本書を一度手に取って、昔を振りかえるきっかけとしていただければ幸いです。
『史料編 近現代』は、市役所生涯学習グループ、狭山池博物館で一冊5,000円で販売します。
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更新日:2024年04月19日