【第27回】在宅避難は、水の運搬が大仕事(令和2年8月号広報掲載)

更新日:2023年10月31日

bousai

「避難」とは「危険」を「回避する」ことであり、自宅で安全が確認できる場合は、新型コロナウイルスなどの感染リスクがある避難所へ行く必要はありません。災害が起こった後、電気や水道が使えない状況でも家の安全が確認できれば、多くの人が在宅避難(家で避難生活を送ること)を選択すると思います。
在宅避難を経験した人に聞くと、「水が思った以上に重くて、給水拠点から家まで運ぶのに困った」という声がありました。
食料と飲料水を備えている人も多いと思いますが、生活用水のために給水拠点で得た何リットルもの重い水を、自宅まで持って帰ることを想像してみてください。マンションの人は、エレベーターが止まるかもしれません。運ぶための台車も必要かもしれません。持ち運べる容量のポリタンクを備えて、給水拠点から自宅内に運ぶことを想定しておきましょう。
また、発災後しばらくの間、水をなるべく使わないような工夫として、無水シャンプー、ウェットティッシュ、体拭きシートなどが重宝されます。自宅で使える災害用簡易トイレは、5回×日数×人数として備えておくと、水を使うことなく、使用後はごみとして処分できます。
今こそ在宅避難のための備えについて、考えておきましょう。

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