【第16回】災害時だからこそ大切な「こころのケア対策」(令和元年9月号広報掲載)

災害は、私たちの生命や財産に多くの被害をもたらしますが、同時に被災者の心にも大きな影響をおよぼし、不眠や無気力といった症状となって現れます。
心身の変化は、すべての人に起きるわけではありませんが、決して特別な症状ではなく「誰にでも起こりうる正常な反応」といえるのです。多くの場合は約1か月以内に回復するとされていますが、この症状をあらかじめ知り、心構えをしておくことが、症状を軽減するのに役立ちます。
反応
・身体面………血圧の上昇、震えや動悸、持病の悪化、頭痛やめまいなど
・感情面………不眠、強い不安感、怒りっぽくなる、気分が落ち込むなど
・思考面………集中力の低下、判断能力の低下、無気力など
・行動面………飲酒量が増加する、神経が過敏になる、ひきこもりなど
ストレス対策
・食事や睡眠など日常生活のリズムをなるべく崩さない
・信頼できる人に話を聞いてもらう
・飲酒を控える
・症状が長引いたり気になることがある場合は、専門機関に相談する
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更新日:2023年10月31日