【第14回】防災の常識、今昔 ~「まずは火の始末」より〇〇〇!?~(令和元年7月号広報掲載)

更新日:2023年10月31日

bousai

地震が起きたとき「まずは火の始末」と習った人も多いと思います。
しかし、近ごろはちょっと事情が変わってきているようです。
今のコンロやストーブなどは震度5程度で自動に消えるものも多く、地震発生時において、使用中の火気器具が原因となる出火の危険性は低くなっています。「まずは火の始末」ではなく、「まず身の安全を確保」して、「それから火の始末」をするのが、防災の新常識といわれています。もちろん、目の前に火があるなど消せる状況であればよいですが、一番優先すべきことは「自分の避難」と心得て、料理中などに地震の揺れを感じたら、まず身の安全を最優先に行動し、消せない火の始末は揺れが収まってから行いましょう。
災害対策には絶対にこれが正しいというものはなく、何よりも自分の命を守ること、けがをしないことが大切です。いざ大きな災害が起こったときに、慌てず柔軟に行動できるよう、平時から災害について考えておきたいですね。

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