天野街道
天野街道
西高野街道が今熊地区で2本に分かれ、天野山金剛寺へと向かう道を天野街道と呼んでいます。
天野街道は、河内国と和泉国とを分ける陶器山丘陵の尾根を通る街道で、その昔、人々が熊野詣でに向かう道としても利用されました。
鎌倉時代中期にはすでに整備され、弘法大使空海の伝承が残っていた歴史の古い道です。
天野街道の周辺には今も豊かな自然や農村風景が残り、特に今熊から大野西までの区間は、真砂土舗装で陶器山丘陵の自然になじむよう整備されていて、散歩やジョギング、ハイキングを楽しむ多くの人に利用されています。
西高野街道
大阪狭山市の西の丘陵を経て、高野山に至る道です。
大阪狭山市と堺市の境界を南下した後に今熊で天野街道と分岐し、茱萸木を通ります。
中高野街道
大阪市の平野にある大念仏寺から高野山に至る道で、東野から南下して東池尻、狭山、半田を通ります。
大阪狭山市では平野道と呼ばれ、平野では狭山道と呼ばれていました。
下高野街道
大阪市の四天王寺から高野山に至る道です。池尻を南下して狭山池の北堤を通り、報恩寺付近で中高野街道と合流します。
更新日:2023年12月27日