おおさかさやまで「いきいき」暮らす。Vol.318
「おおさかさやま」には、人とのつながりを大切にして様々な活動をしている人がたくさんいます。
人に尽くすことを大切にしている人
自分が楽しく過ごすことでみんなの笑顔を生んでいる人
帰ってくる子どもたちのために、まちをきれいにする人
皆さんに元気の秘訣を聞くとそこには共通点が。
おおさかさやまで、元気に、いきいき暮らす人のエピソードを紹介します。
元気にいきいき_Vol.318
三谷瑞江さん 72歳(池尻北)
「絵を通じて子どもたちとかかわることが楽しみの一つです。こども食堂にもぜひ足を運んでください」

大阪狭山美術協会などで活動をして約30年。三谷瑞江さんが絵を書き始めたきっかけは、娘さんが描いた一枚の絵でした。
「娘が4歳のとき、巾着に娘の描いた絵を刺ししゅう繍してあげようと思い、家族の絵を描いてもらいました。そのときの絵が特徴を捉えていて、家族がみんな笑顔のとてもかわいい絵でした。早速、娘を連れていった絵画教室では、生徒たちがすべて先生に教えてもらった通りに描くのではなく、それぞれの表現で絵を描いていました。また、教室の先生の絵がとても魅力的に感じ、自分も一緒に絵を描き始めました」
三谷さんは昔から子どもたちとかかわることが好きで、画家として活動しながら、夏休み子どもカルチャーの図工体験や、狭山池博物館の写生会の絵画指導など、絵を通して楽しく活動しています。子どもたちとのかかわりはほかにもあるそうです。
「以前から、市内の子どもたちの貧困やネグレクトなどの問題が気になっていて、自分に何かできないか考えていました。コロナ禍で活動ができない時期もありましたが、昨年から毎月公民館のわくわくデーで、わくわくこども食堂を開いています。
月1回ではありますが、子どもたちや大人の人にも、みんなお腹いっぱいに食べてもらいたいと思い、お肉や野菜をたくさん使った栄養たっぷりのごはんをつくっています。こども食堂に行けばおいしいごはんが食べられると、多くの人に知ってもらえればうれしいですね」
また3年前新たに、現代アートを多くの人に知ってもらうために立ち上げられた、「アートボックス大阪狭山」の活動に加わりました。
「このグループは、画家・音楽家・陶芸家・書道家・朗読家の異なる分野の6人が集まって活動しています。昨年、社会情勢を背景に独自の表現方法を模索しながら、アートの世界を展開する第1回アートボックス展を開催しました。第2回目は今年の12月に開催しますので、ぜひお越しください」
三谷さんの活動は、2次元の絵画の枠には収まらず、広がり続けています。
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更新日:2024年09月04日