おおさかさやまで「いきいき」暮らす。Vol.315

更新日:2024年09月04日

「おおさかさやま」には、人とのつながりを大切にして様々な活動をしている人がたくさんいます。

人に尽くすことを大切にしている人
自分が楽しく過ごすことでみんなの笑顔を生んでいる人
帰ってくる子どもたちのために、まちをきれいにする人

皆さんに元気の秘訣を聞くとそこには共通点が。
おおさかさやまで、元気に、いきいき暮らす人のエピソードを紹介します。
 

元気にいきいき_Vol.315

池かおるさん    77歳(大野台)

「何でもあんまり思い入れないように、楽しく取り組む。最後に残ったものが自分の本当に好きなものだと思います」

大塚順弘さん

美術科の教師だった50歳のときに、右も左もわからないまま保護司に就任した大塚順弘さん。保護司として心がけていたこととは。

「保護司活動の中心は対象者との面接ですが、諭すという考えは持たず、その人の話をよく聞くようにしていました。資料もありますが、実際に聞いて感じないとその人のことがわからないから。お役に立てたかはわかりませんが、活動を通して随分学ばせてもらいました。あんまり人のお世話をするタイプで
はないので、教師も保護司もおかしいんですけどね(笑)」

昨年の退任まで、26年間務めた保護司。定年まで続けられた理由を伺いました。

「あんまり思い入れないようにしていました。頑張ったら長続きしない気がしますね。一生懸命になり過ぎると相手もしんどいだろうし。後は妻の協力ですね。文句も言わず、聞き出すこともなく。退任するときに世話になったなと思いましたね」

趣味に目を向けると、その一つであるそば打ちは、気が付けば20年以上の取り組みとなっていました。

「芸大では陶芸専攻で、就職後も器をつくっていたので、それに合うそばを自分で打ちたいなと思ったのがきっかけです。練る作業が共通なのですっと入り込めましたね。家の敷地にある陶芸小屋はいつの間にかそば小屋になっていました(笑)。市立公民館では第1~3土曜日にそば会をやっているので、良かったら試食に来てください」

ほかにも、水泳を30年以上。それぞれの趣味にも「思い入れない」姿勢が映し出されています。

「一つのことをあんまり長く続けるタイプじゃないんですけどね(笑)。若いころは、『こうしないと』という思い入れがいろんなことに対してありました。でもあるときから、好きなものをやっていって、最後に残ったのが自分の本当に好きなものだと思うようになって楽になりました。基本的に何でも楽しく。これからも今の活動を気楽に長くやっていきたいです」

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