おおさかさやまで「いきいき」暮らす。Vol.313
「おおさかさやま」には、人とのつながりを大切にして様々な活動をしている人がたくさんいます。
人に尽くすことを大切にしている人
自分が楽しく過ごすことでみんなの笑顔を生んでいる人
帰ってくる子どもたちのために、まちをきれいにする人
皆さんに元気の秘訣を聞くとそこには共通点が。
おおさかさやまで、元気に、いきいき暮らす人のエピソードを紹介します。
元気にいきいき_Vol.313
浦井猛之さん 72歳(狭山)
「ボッチャは、老若男女が一緒に笑顔で楽しめます。みんなの喜びの表情を見られるのはレフェリーの特権です」

結婚して住まいにマンションを選んだこともあり、ご近所さんや地域とのかかわりがこれまでなかった浦井猛之さん。
奥さんや家族との別れが立て続けにあり、ある日をきっかけに気持ちが変わったと言います。
「妻の3回忌のことです。夢に妻が出てきました。なぜだかわからないですが、次の日、これまでかかわってこなかった老人会に参加してみようと思ったんです。あのままの自分でいたらずっとくすぶっていたと思います」
参加した老人会では、女性と男性が分かれていて、女性に比べて男性がにこにこしていないと感じていたそうです。そんなときだれもが楽しめるボッチャと出会うことに。
「地区福祉委員会の副委員長と一緒にファインプラザ大阪に行かせてもらったんです。その日から月に1回、小学生から60歳くらいまでの障がいのある人がボッチャの練習をするサポートをしています。ボッチャは、重度の脳性麻痺などの障がい者のために考案されたパラリンピックの正式種目で、障がいの有無にかかわらず、老若男女が楽しめるスポーツです。緊張感のある場面で思ったとおりに手が動く人が向いています。私はボッチャを楽しむだけではなく、ボッチャを広めることができる審判員に魅力を感じ、日本ボッチャ協会公認審判員の資格を取りました」
男女問わず笑顔で楽しめると地区でボッチャを提案。今では、狭山西・東老人クラブでボッチャを楽しみながら審判の仕方も伝えています。
「審判員の魅力は、ボールを投げた人のうまくいったときの笑顔を見られることです。みんな、ボールを見ていますから、喜びの表情を見られるのはレフェリーの特権です。もちろんジャッジは公正ですよ(笑)。老人クラブでは女性が中心
となっていますが、もっと男性にも参加してもらってにこにこしてほしいですね」
笑うと免疫力が上がると語る浦井さん。今日もジャックボール(目標球)を見つめるみんなの笑顔を見守っています。

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更新日:2024年09月06日