おおさかさやまで「いきいき」暮らす。Vol.309

更新日:2023年12月27日

「おおさかさやま」には、人とのつながりを大切にして様々な活動をしている人がたくさんいます。

人に尽くすことを大切にしている人
自分が楽しく過ごすことでみんなの笑顔を生んでいる人
帰ってくる子どもたちのために、まちをきれいにする人

皆さんに元気の秘訣を聞くとそこには共通点が。
おおさかさやまで、元気に、いきいき暮らす人のエピソードを紹介します。

 

元気にいきいき_Vol.309

中野紀之さん   78歳(今熊)

なんでも楽しんでやることが大事。初めは大変でも、人とのかかわりの中でどんどん楽しくなっていきます
 

中野紀之さん

 
68歳まで、約50年間会社員として働いていた中野さん。
「退職後に退屈になるのが嫌で、何かやりがいのあることをと考えていたところ、広報誌の介護相談員募集の記事が目に留まりました。自分や妻がいつ介護される側になっても大丈夫なようにという思いで、介護相談員になりました。施設を回って利用者の話を聞いているうちに、介護が必要な人の家族はどんな気持ちなのかが気になり、介護者家族の会にも入りました。今は役員をしています。相談員も家族の会も、利用者や施設のスタッフ、家族とたくさん話をして仲良くなるのが楽しく、とてもやりがいのある活動です。初めはなかなか話してくれない人ともかかわりを持ち続けると、笑顔で話してくれるようになっていきます。笑顔がどんどん広がっていくので、皆さんもぜひ一緒に活動してほしいですね

中野さんに転機が訪れたのは、令和元年のことでした。
「妻が体のあちこちが痛いと言い出したんです。初めは原因不明でいろんな検査をして、3か月以上経ってやっと悪性リンパ腫だとわかりました。妻の入院中、お風呂に入れたり、次の検査室の場所へ連れて行ったりと介護しているうちに、看護師にも頼りにされるほどになりました。その当時は毎日病院に通って、大変なことも多かったですが、それが貴重な経験となり、家族の会の人たちにも参考にしてもらっています」

ほかにも、地区会長を務めるなど多方面で活動する中野さんの元気の秘訣を聞くと、
「毎日、やることをリストにしてきちんとやっていくことです。妻が亡くなって3年ほど経ちますが、介護相談員や家族の会、地区の集まりなどでたくさんの人とかかわっていると、後ろ向きに考えたりする暇もなく、時間が経つのが早いです。忙しい中でも、楽しみながらやることが1 番大事だと思います。これからも介護相談員などの活動を元気に続けていくことが目標です

中野さんの笑顔は、今日もかかわりを通して広がっていきます。
 

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