おおさかさやまで「いきいき」暮らす。Vol.308

更新日:2023年12月27日

「おおさかさやま」には、人とのつながりを大切にして様々な活動をしている人がたくさんいます。

人に尽くすことを大切にしている人
自分が楽しく過ごすことでみんなの笑顔を生んでいる人
帰ってくる子どもたちのために、まちをきれいにする人

皆さんに元気の秘訣を聞くとそこには共通点が。
おおさかさやまで、元気に、いきいき暮らす人のエピソードを紹介します。

 

元気にいきいき_Vol.308

佐古照美さん   77歳(大野台)

「『おはなし』の魅力は、子どもたちを本の世界に連れていけること。本の世界に入り込んだ子どもを見るのがいいんです」
 

佐古照美さん


佐古さんは、8人きょうだいの長女として天草で育ち、中学生のときに堺市へ。結婚して3人の子育てが大変なときに家を探していると、大阪狭山には、全小学校に学童があり、中学校まで学校給食があると知り、昭和56 年に狭山町へ引っ越してきました。
「大阪狭山に来て1年たっても地域のことが全くわかりませんでした。そんなとき、図書館のストーリーテリング講座に参加したことがきっかけで、さやまおはなし会の活動に参加するようになりました。保育士として、子どもたちに絵本を読み聞かせしたり、本に親しんでもらう取り組みをしていたのでとても役立ちました。定年退職し、昔から受けたかった『なにわ語り部の会』の講座を受け、人と本をつなぐ活動をしています」
音楽愛好家協会こんごうが主催する「0歳児OKコンサート」では、プロの演奏の合間に、小さい子ども向けに絵本や紙芝居、手遊びをしています。

今年、さやまおはなし会は40 周年を迎えます。子どもたちへ「おはなし」を伝える、その魅力を聞くと、
「やっぱり、子どもたちをおはなしの世界に連れて行くことができることです。本の世界に入り込んだ子どもたちを見ているとすごくうれしいですね。私が好きな本は『わすれられないおくりもの』、『いないいないばあ』。その本が何を伝えたいか、自分が何を伝えたいかを考えて話しています」


ほかにも、子どものころから歌うことが大好きで、さやま混声合唱団にも所属しています。多方面で精力的に活動する佐古さんの健康意識を変えた出来事がありました。
「65 歳のときに大腿部に腫瘍が見つかり、手術後、全く歩けなくなったんです。これで自分の人生は終わるのかと思ったくらい。『足』が言うんです。『この坂道はダメです』って(笑)。それ以来、毎朝ストレッチとラジオ体操を続けています。友人と島を巡って歩くことも十数年」

今日1日を大切に。子どもたちへ「おはなし」を伝える。毎朝、その日の体の調子を知ることが佐古さんの元気の秘訣です。
 

おはなしの会 佐古さん

さやまおはなしの会40周年記念「大人のためのおはなし会」
佐古さんのおはなし「ちいちゃいちいちゃい」
大人もおはなしの世界につれていってくれます

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