9価HPVワクチン(シルガード9)については、令和5年4月1日から定期接種の対象となりました。
【2回接種の場合(15歳未満のみ)】
1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
※2回目の接種が1回目の接種から5ヵ月未満の場合は、3回目の接種が必要になります。
【3回接種の場合】
2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
HPVワクチンの接種は、原則同じ種類のワクチンで実施します。ただし、サーバリックス(2価)またはガーダシル(4価)で既定の回数の一部を完了し、シルガード9で残りの回数の接種を行う交互接種については、医師とよく相談した上であれば、実施して差し支えないこととされています。
◆ウイルス感染で起こる子宮頸がん |
日本では毎年約1.1 万人の女性が子宮頸がんになり、およそ2,900 人が亡くなっています。
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。このウイルスは、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。
子宮頸がん予防のためのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、ワクチンとの因果関係を否定できない副反応が見られたことから、国からの通知において、平成25年(2013年)6月以降、副反応の発生頻度などが明らかになるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされてきました。
令和3年(2021年)11月26日の国の通知をもって、積極的な勧奨を差し控える状態を解消し、令和4年度より順次、HPVワクチンの個別勧奨を再開することとなりました。
対象 | 平成19年(2007年)4月2日~平成24年(2012年)4月1日生まれの女性(小学6年生~高校1年生相当) |
※中学1年生の女性に個別通知を送付します (小学6年生は標準的な接種年齢になる中学1年生時点で個別通知を送付します) |
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費用 | 無料 |
接種回数 | 3回 |
接種期間 | 高校1年生相当の年度末まで |
積極的勧奨を差し控えていた期間に接種機会を逃した人を対象に、公平な接種機会を確保するため、期間を限定して従来の定期接種対象年齢を超えて実施するキャッチアップ接種を行います。
対象 | 平成9年(1997年)4月2日~平成19年(2007年)4月1日生まれで過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない女性 |
※平成19年度(2007年度)生まれの女性は、定期接種の対象年齢を超えても、令和7年(2025年)3月31日まで接種が可能です |
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費用 | 無料 |
接種回数 | 3回(1回または2回接種済の人は残りの回数が対象) |
接種期間 |
令和7年(2025年)3月31日まで |
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【厚生労働省】HPVワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~ |
定期接種の対象年齢を過ぎて、HPVワクチン(2価、4価ワクチン)を自費で受けた人に接種費用の助成を行います。
対象 | 次の1~4をすべて満たす人
注:令和4年4月1日時点で大阪狭山市以外の市区町村に住んでいた人は、その市区町村の予防接種担当窓口にお問い合わせください。 |
申請方法 | 次の1~4を準備し、保健センターへ提出してください。
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申請受付 | 大阪狭山市立保健センター(健康推進グループ) 〒589-0032 大阪狭山市岩室1丁目97番地の3 電話番号 072-367-1300 |
申請期限 | 令和7年(2025年)3月31日 |
助成額 | 市で定める額と予防接種にかかった額のいずれか少ない額 |
大阪狭山市ヒトパピローマウイルス任意予防接種費償還払申請書兼請求書(PDF:120.7KB)
大阪狭山市ヒトパピローマウイルス任意予防接種費償還払申請用証明書(PDF:62.6KB)
大阪狭山市ヒトパピローマウイルス任意予防接種費償還払明細書(PDF:65.4KB)
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭(せんけい)コンジローマなど多くの病気の発生に関わっています。
特に、近年若い女性の子宮頸がんのり患が増えています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
★【詳しい情報はこちらのリーフレットをご覧ください】
リーフレット(概要版) | リーフレット(詳細版) |
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9価HPVワクチン接種のお知らせ | |
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効果 |
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。 接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人が、がんにならなくてすみ、約20人の命が助かる、と試算されています。 |
リスク |
接種を受けた部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。 まれに、重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。 因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状をふくめて、接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約9人、シルガード9では約8人です。 |
すべてのワクチン接種には、効果とリスクがあります。よく理解したうえで接種を検討してください。
シルガード9(9価) 1回目の接種を15歳になるまでに 受ける場合 |
シルガード9(9価) 1回目の接種を15歳になってから 受ける場合 |
1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。 | 2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。 |
サーバリックス(2価) | ガーダシル(4価) |
1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。 | 2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。 |
※1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
予防接種は、決して「不要不急」ではありません。
まだ接種期間内の方は、お早めに接種をお済ませください。
詳しくは、こちらをご覧ください。
HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。
★【詳しい情報はこちらのリーフレットをご覧ください】
リーフレット(接種を受けた後版) |
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子宮頸がんで苦しまないために、私たちができることは、HPVワクチンの接種と子宮頸がん検診の受診の2つです。 |
20歳になったら、子宮頸がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。(HPVワクチンで防げないタイプのHPVもあります)
ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら2年に1回、必ず子宮頸がん検診を受けて下さい。
※詳しくは、「各種がん検診」のページをご覧ください。
HPVワクチンに関してのご相談は以下をご参照ください。
■接種後に、健康に異常があるとき
まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
各都道府県において、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」を選定しています。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
■【大阪府】不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
受付日時:平日9時から12時15分、13時から18時(土・日・祝日、年末年始を除く) | |
相談内容 | 相談機関 |
総合的な相談窓口 (医療、健康被害救済制度等に関するご相談) |
大阪府健康医療部保健医療室感染症対策企画課 感染症・検査グループ (電話番号)06-4397-3549 |
学校生活に関する相談窓口 (通学、学習、進級・進学等に関するご相談) |
大阪府教育庁教育振興室保健体育課 保健・給食グループ (電話番号)06-6944-9365 |
■【国】HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
受付日時:平日9時から17時(土・日・祝日、年末年始は除く) |
(電話番号)050-3818-2242 |
※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
※この相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。
■【大阪狭山市】予防接種による健康被害救済に関する相談
受付日時:平日9時から17時30分(土・日・祝日、年末年始は除く) |
大阪狭山市健康福祉部健康推進グループ(保健センター) (電話番号)072-367-1300 |
HPVワクチンを含むワクチン全体の健康被害救済制度については、「予防接種健康被害救済制度」のページをご覧ください。
厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~
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