大阪狭山市では65歳以上の希望するすべての市民に予防接種費用の一部公費負担をしています。
高齢者肺炎球菌のワクチン接種は、自らの意志と責任で接種を希望する場合にのみ接種を行うものです。
肺炎球菌は、主に気道の分泌物に含まれる細菌で唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。肺炎はわが国の死亡原因の第5位となっていますが、一般に細菌によって生じる肺炎のうち4分の1から3分の1は肺炎球菌が原因と考えられています。
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン(一般名:23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン、商品名:ニューモバックスNP)」は、そのうちの23種類の血清型を予防の対象としたワクチンです。この23種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症の原因の約6割~7割を占めるという研究結果があります。
※ただし平成24年4月1日以降に市の助成を受けて接種した人は対象にはなりません
接種日現在、大阪狭山市の住民基本台帳に記載のある(1)(2)の人
(1)昭和34年4月1日以前生まれの人
(2)60歳~65歳未満であって、心臓・腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障がいを有する人及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する人(身体障がい者手帳1級相当)
令和5年4月1日~令和6年3月31日まで
定期接種・任意接種ともに3,000円(医療機関の窓口で支払ってください。)
(公費負担は生涯1回限り)
※生活保護世帯の人は自己負担はありません。(生活援護グループが発行する“高齢者肺炎球菌感染症予防接種券”が必要です。)
大阪狭山市内実施医療機関のみ(下記の予防接種の実施医療機関のページの高齢者肺炎球菌ワクチン実施医療機関を参照)
厚生労働省 高齢者肺炎球菌感染症についてリーフレット、Q&A