毎年9月10日は「世界自殺予防デー」です。(WHO)
日本では9月10日から9月16日は「自殺予防週間」です。
こころが疲れると…
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心が疲れると誰でも「うつ病」にかかる可能性があります。自殺された人の多くは、「うつ病」などの精神疾患が背景にあると考えられています。変化に気づいたら、早めに相談し、休養しましょう。
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自殺で亡くなる人の数は、全国で年間3万人を超え、交通事故で亡くなる人の5倍にのぼります。 大阪府でも2千人を超えています。自殺は個人の自由な意思や選択の結果と思われがちですが、実際には、様々な要因が複雑に関係して、「心理的に追い込まれた末の死」であり、「防ぐことのできる社会的な問題」であるといわれています。
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様々な悩みを抱えている方は、心理的に追い込まれる前に 、まずご相談ください。
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自殺のサインに気づいた方は、精神科医などの専門家につなぎ、見守っていきましょう。
うつ病を疑うサインは…
自分が気づく変化
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悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
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何事にも興味がわかず、楽しくない
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疲れやすく、元気がない(だるい)
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気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
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寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
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食欲がなくなる
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人に会いたくなくなる
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夕方より朝方のほうが、気分、体調が悪い
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心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
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失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
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自分を責め、自分は価値がないと感じる など
周囲が気づく変化
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以前と比べて表情が暗く、元気がない
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体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
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仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
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周囲との交流を避けるようになる
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遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
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趣味やスポーツ、外出をしなくなる
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飲酒量が増える など
参考『地域におけるうつ病対策検討会報告書』(厚生労働省2004年)
こころの健康に関する様々な情報は…
こころのオアシス(大阪府こころの健康総合センター)
大阪府の自殺対策のページ
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センター