現在でも、毎年全国で約2万5,000人、大阪府でも約3,000人の方が新たに結核を発病しており、結核は今なお、わが国最大の感染症です。
結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気です。
結核菌が肺の内部で増えて、肺が腫れてしまいます。続いて肺が壊れていき、呼吸する力が低下します。
初期の症状は風邪と似ていますが、せき、痰(たん)、発熱(微熱)などの症状が長く続くのが特徴です。また、体重が減る、食欲がない、寝汗をかくなどの症状もあります。
結核を発病している人が、せきやくしゃみをすると飛沫(しぶき)と共に、結核菌が飛び散り、それを他の人が吸い込むことにより「感染」します。
結核菌を吸い込んでも必ず「感染」するわけではありません。多くの場合、体の抵抗力により追い出されます。また、ほとんどの場合「感染」しても免疫によって封じこめられたままになり、一生発病しません。
感染した人が発病する確立は、5パーセントから10パーセントといわれています。どういう理由で結核菌が増え始めて発病するのかは、まだよくわかっていません。ただし、抵抗力のない人(高齢、過労、栄養不良、他の病気による体力低下など)は注意が必要です。また、現在では薬(抗結核薬等)が開発され、早期発見・早期治療で完治します。
自分自身の健康を守るのはもちろんのこと、家族や友人などへの感染を防ぐためにも、早期発見・早期治療が重要です。定期的に健診をきちんと受け、風邪かなと思う次のような症状が長く続くようなら、必ず診療を受けましょう。