新型コロナの感染ルートで増加傾向にあるのが、家庭内での感染です。感染経路は飛沫感染と接触感染ですので、これを断ち切ることがポイントです。
帰宅後はすぐに手洗い
石けんやハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐと効果的だとされています。(手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒も有効です。)
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。
咳エチケットを忘れずに
家庭内でも咳やくしゃみをするときは、ティッシュや服の袖などで口と鼻を覆いましょう。
咳エチケット
換気をしましょう
風の流れができるよう、2方向の窓を開けましょう。窓が1つしかない場合も、ドアを開けると空気が流れます。扇風機や換気扇の併用も効果的です。
【窓開けのコツ】
- 暖房器具の近くの窓を開けると、入ってくる冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。なお、暖房器具によっては、カーテン等の燃えやすい物から距離をあけるなど、火災の予防に留意してください。
- 短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。室温は18度以上を目安に。
- 人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。
適度な湿度(40%以上)を保ちましょう
洗濯物を室内に干す、加湿器の活用など。
便器のふたを閉めてから水を流しましょう
ふたをせずに流すと、糞便からのウイルスや細菌、微生物が飛び散る可能性があります。これらには病原体になりうるものも含まれるため、便器のふたを閉じてから水を流しましょう。
体調が悪い時は学校や会社を休みましょう
毎朝の体温測定、健康チェックをしてください。体調が悪い時は、無理をせず、自宅で療養しましょう。発熱又はかぜの症状などがある場合は、かかりつけ医に相談しましょう。
しっかり栄養、適度な運動、十分な睡眠を
バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠で免疫力を高めるようにしましょう。
かぜ症状がある人や新型コロナウイルスの感染が疑われる人が家庭内にいる場合の8つのポイント
- 部屋を可能な限り分ける 症状がある人は、他の家族との接触を減らしましょう。部屋を分けられない場合、少なくとも2m以上距離を保ち仕切りやカーテンを設置することをおすすめします。
- 症状がある人の世話をする人は、できるだけ限られた方(1人が望ましい)にする 心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などがお世話をするのは避けてください。
- できるだけ全員がマスクを使用する 症状がある人が使用したマスクはほかの部屋に持ち出さないようにしましょう。マスクの表面には触れず、ひもをつまんで捨て、そのあと手洗い・または手指消毒をします。
- 小まめにうがい・手洗いをする ウイルスが付いた手で目や鼻、口などを触ると感染することがあります。
- 換気をする 症状がある人の部屋は定期的に換気し、他の家族の部屋も換気をしたほうがよいでしょう。
- 取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する タオルや食器などを共用しないことも大切です。トイレやお風呂は掃除用洗剤でもウイルス量を減らすことができます。ドアの取っ手や、ドアノブなどは、0.05%に薄めた漂白剤で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭きましょう。
身のまわりを清潔にしましょう(消毒液の作り方)
7.汚れたリネン、衣服を洗濯する
体液で汚れた衣服等を扱うときは、手袋とマスクを着用し、洗濯機で一般の家庭
用洗剤で洗い、よく乾かしましょう。
8.ごみは密閉して捨てる
症状がある人が鼻をかんだティッシュなどにもウイルスが付いています。すぐにビ
ニールに入れ、室外に出すときは密閉して捨てましょ
う。その後すぐに手洗いしましょう。
かぜ症状がある人や新型コロナウイルスの感染が疑われる人が家庭内にいる場合の8つのポイント
症状がある人以外の家族も健康観察を行い、症状が出た場合にはかかりつけ医または新型コロナ受診センターにご相談ください。
新型コロナを疑う場合の受診相談について