大阪狭山市では、海域、河川、水路の汚濁防止と環境衛生の向上ならびに浸水をなくし、住みよい文化都市を建設するため、公共下水道の建設を昭和43年から進めてまいりました。
令和元年度末の普及率は99.9パーセントとなっております。
下水を集めて下水処理場まで運ぶ方法には、「分流式」と「合流式」の方法があります。
「分流式」とは、汚水(トイレ、台所、風呂、洗濯、洗面などの排水)と雨水とを別々に排除する方式です。
「合流式」とは、汚水と雨水を同じ下水管で排除する方式です。
本市の公共下水道は、市内全域が「分流式」ですので、汚水は公共ますへ、雨水は道路側溝や水路など既設の排水路へ接続してください。
なお、分流式の汚水処理場は、雨水を受入れるようにはできていませんので、間違って公共下水道に雨水を接続すると汚水処理場に大きな負担がかかり、損害を受けます。
また、公共下水道にトイレだけを接続したり、汚水の一部を接続し忘れたりすると、接続されなかった汚水はそのまま処理されずに放流され、水質汚濁の原因となります。
公共下水道により下水処理ができる区域として、市が公示した区域を『処理区域』といいますが、処理区域では次のことが義務付けされています。