◆ウイルス感染で起こる子宮頸がん |
日本では毎年約1.1 万人の女性が子宮頸がんになり、およそ2,900 人が亡くなっています。
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。このウイルスは、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。
子宮頸がん予防のためのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、ワクチンとの因果関係を否定できない副反応が見られたことから、国からの通知において、平成25年(2013年)6月以降、副反応の発生頻度などが明らかになるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされてきました。
令和3年(2021年)11月26日の国の通知をもって、積極的な勧奨を差し控える状態を解消し、令和4年度より順次、HPVワクチンの個別勧奨を再開することとなりました。
対象 | 平成18年(2006年)4月2日~平成23年(2011年)4月1日生まれの女性(小学6年生~高校1年生相当) |
※中学1年生~高校1年生の女性には5月中に個別通知を送付します (小学6年生は標準的な接種年齢になる中学1年生時点で個別通知を送付します) |
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費用 | 無料 |
接種回数 | 3回 |
接種期間 | 高校1年生相当の年度末まで |
積極的勧奨を差し控えていた期間に接種機会を逃した人を対象に、公平な接種機会を確保するため、期間を限定して従来の定期接種対象年齢を超えて実施するキャッチアップ接種を行います。
対象 | 平成9年(1997年)4月2日~平成18年(2006年)4月1日生まれで過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない女性 |
6月以降順次、個別通知を対象者へ送付します ※平成18年度(2006年度)・19年度(2007年度)生まれの女性は、定期接種の対象年齢を超えても、令和7年(2025年)3月31日まで接種が可能です |
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費用 | 無料 |
接種回数 | 3回(1回または2回接種済の人は残りの回数が対象) |
接種期間 | 令和7年(2025年)3月31日まで ※個別通知が届く前でも接種は可能です。 |